北九州市による瓦礫焼却を阻止するための、東北アジア連帯を—— 東京電力・福島第1原発事故(第192信)


すでに「取り返しのつかぬ今」を
もはや「取り返しのつかぬまま」見据えながら、
それでもなお、あの愚者たちに殺されないために……


緊急のお願い
『北九州市による瓦礫焼却を阻止するための、東北アジア連帯を——』






 かねてお伝えしていたことですが、昨日9月17日から、北九州市(北橋健治市長)が、ついに、多くの反対を押し切って、東北地方(宮城県石巻市)からの瓦礫の焼却を、市内3箇所の処理工場で開始してしまいました。

 1日約110トン、2014年3月末までに6万2500トンの瓦礫を焼却するという計画で、西日本のみならず、朝鮮半島や中国への直接的な放射能汚染も懸念されます。
 また、日本海の海洋資源への広汎かつ深刻な影響も避け難いでしょう。

 すでに日本国内においてすら、「震災瓦礫」の「広域処理」には慎重を期す声が支配的な現在、「西日本初」の瓦礫焼却を強行する北橋市長の姿勢には、多大な疑問の声が上がっています。
 いったん放射能汚染されてしまった環境は、もはや元に戻せません。

 アジアに対する侵略戦争の歴史的責任を負う日本人として、いままた、こうした核汚染を拡げる元兇となるのは、まことに堪え難い思いです。

 この破局を食い止めるため、東北アジア全体に及ぶ抵抗と連帯を呼びかけるとともに、お力添えを心からお願いする次第です。






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by uzumi-chan | 2012-09-19 01:28 | 東京電力・福島第1原発事故

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